2008年12月07日

平凡の中の非凡...T`sウクレレの魅力

081207-02.jpg
 
T`s SD-100は、購入を失敗したと思った。
 
お茶の水の楽器店から購入したのだが、梱包を開けると指板にオイルの跡が浮き出していた。。。匂いをかぐとレモンオイル。とりあえずティッシュで拭き取るけど、試奏するにつれてどんどん導管から浮き上がってくる。
 
2度、3度、拭き取っても一向に収まらない。ついに販売店へメールした.....。
「店内での保管で乾燥が進んできたので、ご購入の2,3日前に指板にレモンオイルを施しました。お買い上げがその直後だったので、拭き取りが完全でなくご迷惑をおかけします」....ま、悪気ではないにしろ、これ、レモンオイルやり過ぎ!
 レモンオイルもやり過ぎると指板をゆるめ、フレットの浮きにもつながる...プロならもう少し分量をわきまえて欲しいと思った。
 
そんな事もあって、どうもこのSD-100は音色が良く感じていなかった。放出かな...正直そう思っていた。
 それを思いとどまらせたのは、CS-100の援護射撃だった(笑)
 
081207-03.jpgts-cs100_sise.gifこのCS-100は、SD-100と対照的にものすごく鳴った。同じこの2008年モデルだけど、シリアルを見るとだいぶ前期に作られているようだった。一回り大きなボディーは驚くほどよく共鳴して、標準弦だというのに、ホール前方向だけでなく、弾き手の方まで大きな響きを連れてくる。それに軽い。
 
重量を量ってみた。SD-100が328gなのに、コンサートサイズのCS-100は360gしかない。その差はわずかに32gだ...!
 
普通のソプラノサイズの重量じゃないか?!
ハワイ産のロングネックソプラノなど450g以上あるのに、サイズが大きいのにそれより100gも軽い。
 やっぱり材が軽いという事は、良く乾燥しているか、薄く仕立てられているか、、、良く鳴るというのはまんざら嘘じゃない......そう思ったね。


 
そんな事があって、SD-100もしばらく様子をみることにした...2週間経った。
その間も何度指板のしみ出るオイルを拭き取ったろうか。
音が育たないので、我慢しきれずに数日前に弦をワースに換えた。
 
それが、はじめて、、、、夕べこれは(!)と言う音を連れてきた。
ハイGで”アメイジンググレイス”を練習し始めたところだった。微妙にサスティーンがきれいに伸び、弦毎の音がきれいにハモっている。
 
おおぉぉ....、やっと、来たか!と思ったね。やっとSD-100の本性が出てきてくれたのかな。
思わずうれしくなって数時間引き続けていたら、昨日は昼間から仕事場でもその他のウクレレを弾きすぎていたために、一気に左手が腱鞘炎気味に(T_T)
 
で、夕べは思ったね。
 
T`sは国産のウクレレの中では、ヘッドのTのインレイだけが特徴と言えば特徴でデザインは悪くないけど、ハデめな所は全くないからごくごく平凡に見える。
 でも、持ってみて毎日触っているうちに、その見えない部分にだんだん洗脳されてくるようだ。というより、T`sで知らないうちに何時間も弾いているのは何故だろうか。
 
極めて弾きやすい...低めな弦高、ナットの高さも限界に近いほど低い、薄いめだけど割合縁にボリュームがある形状のネック、信頼性のあるペグ、フレット処理の丁寧さ、、、、どれも、日本人向けに、十分に吟味された仕上がりだ。
 
見えない部分の、、、トップ面のブレーシングもしっかり打ってありトップ落ちのリスクが少なそうだし、サスティーンが割合長いのも、クラシックギターにも似たブレーシングの性かも。それにボディー内部の接着剤のはみ出しもほとんど無いし、材の切断面もきれい!このあたりは、本当に感心する。
 
さて、さて、今までは目に見える仕上げの丁寧さや美しさに感心していたT`sウクレレだが、今後本領を発揮してくれたらどんな実力を魅せてくれるのか楽しみだ。
 何となく普通のよい子に見えるT`sの中に非凡な実力が隠されているような気持ちが強くなってきた。

 そうだ!T`sウクレレ君、もっと君たちの実力を感じさせてよ、たのんだよ!!これ以上ウクが増えていかないように...(爆)
  
posted by lelelenole at 09:31| Comment(7) | TrackBack(0) | 紹介・T`s CS-100 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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