2008年10月12日

双子のウクレレAria-AU420とLOCO DUK-5T

081012-03.jpg改めてAria-AU420(左)とLOCO DUK-5T(右)を見比べてみると双子のようなウクレレである事が分かる。

ヘッドの形がやや異なるだけで、ボディーの大きさ、厚み、重さもほとんど同じだ。

【異なる点】
・ヘッドの形
・指板エンド(サウンドホール寄り)の長さ
・ブリッジの形状
・ボディエンド(尻の部分)の接合に飾り木が挿入されているか否か

【類似点】
・ボディーデザイン=マーチンスタイル
・ボディーおよびヘッド部の貝による装飾
・ボディーサイズ、ネックの長さ、ペグ穴の位置
・グロスの塗装

ココまで類似していると、同じ中国産という事だし、同じ工場で作っているのではないかと思えてしまう。
製造工場として、世界中のものづくりが中国へ集まる中、日本の異なるギターメーカーが生産を委託した工場の表向きは違ったとしても、内職する工場は同じだった、、、、なんて事は十分にあり得る。

あるいは、どちらかのメーカーが、コピったのかなぁ。。。。

081012-05.jpgほら、横から見てもこの様にドンぴしゃのシルエットです(笑)

・ネックの長さ、形状、ペグの取り付け位置
・ヘッドの角度
・ボディーの厚み、厚みの形状(ネックヒール〜ボディエンドの厚みの差)
まで ほとんど一緒でしょう?

たいていの人は、同じウクレレだと思いますよね、実際。

081012-04.jpgで、いちばん違うのはココ!

前にも書いたように、ペグの品質が圧倒的に違います。

Aria AU-420はGOTOの上級ペグUKAが使用されているのに対して、LOCO DUK-5Tの方にはUKB(通称Bペグ)が採用されています。

その価格差(UKAが5.000円、UKBは1.500円程度)は3倍近いです。
で、この使用感が全然違いますね。

UKAはスムーズで締めのも緩めるのもピタッと決まりますけど、UKBだとスムーズさに欠けるので何度か締めたり緩めたりを繰り返さないとチューニングが決まりません。ペグのガタも時々あったりして、調整を何度かやってあげないと、使いにくいペグです。

081012-09.jpg細かなところでの違いは、このブリッジかな。

上がAriaで、下がLOCO(ディバイザー)です。

好みが別れると思うけど、個人的にはLOCOの方がシンプルで、デザインも良いです。

ブリッジの設置面積(トップ面への張り付き面積)が大きい方が弦の振動を十分に伝えられて、音量が増すのかなぁ...と単純に考えていたんですが、あんまり関係ないみたい。
 
だって、現状では少し小さめなブリッジのAriaの方が音量が大きいから.....。

日本のギターメーカーがつくる、エントリーウクレレモデルである、Aria-AU420とLOCO DUK-5Tの2機種は、もしもお店の店頭に揃ってディスプレイしてあったら、どっちも同じに見えてしまうほどそっくりさん。

でも、手元に置いてじっくり付き合ってみると、だんだん違いも分かってきて面白いです。
posted by lelelenole at 15:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 紹介・Aria AU-420 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

音質の変化...Aria AU-420サドルの交換

081007-002.jpg

ディバイザーのLOCO DUK-5Tとの比較をしたくて購入したAria-AU420だが、仕上がり等はほぼ満足のいくレベルながら、ナットの溝の高さ(1フレットの弦高)や低すぎるサドル、ブリッジの弦溝の不足(スリットが短くて弦が外れやすい)など、いくつかの点に調整が必要だった。。。

何かと忙しく、3週間近くかかってしまったが、ようやく一通りの調整を終えた。

結果は、各弦のクリアーさも増して、サスティーンも伸びた感じ
このアリアウクレレは、あまり弾き込んでいないのだが購入当初より響きが豊富だったので、調整が済んで、非常に音質が良くなった。

購入後の調整としては、、、、

(1)ナットの調整(溝の深さ=高さ、ナット表面の硬化=エポキシ材の浸潤、磨き上げ)
(2)ブリッジ弦止めスリットの調整(スリット=溝が短くて弦の固定に不安があったため、さらに1mmくらい深くした)
(3)出荷時のサドルが低すぎて(ブリッジから1mm位しの高さ)ハイフレットは押さえやすいのだが音量はどうなのかな?と疑問に思い、サドルの高さを増やした(エポキシ材によるかさ上げ)→この調整後音質が悪化(エポキシ材で0.5mmほどかさ上げした結果)が感じられたので、牛骨サドルで新規に製作(購入時より約0.7mmほど高くした)

この結果は上記のように、音質に期待通りの変化が見られて、満足できる状態になった。
まだ3週間ほどで、大して弾き込んでいないのだが、かなりの音量で鳴っている。

今後の音の育ち方が、大変楽しみな個体になった。
posted by lelelenole at 09:37| Comment(2) | 紹介・Aria AU-420 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月16日

良いじゃないか!Aria AU-420

 先月購入したディバイザーのLOCO DUK-5Tソプラノウクレレが、いまいち気に入らない.......。
 仕上げもいまいちだったのに付けて、音がこもる様な症状が治らず先週末にメーカー送りにした。あれはたぶんダメだ。ネックが順ぞり傾向にあるのに、フレットをすりあわせしすぎてあった。あれでは強く押し弦しないと明瞭な音にならない気がする。
 それをメーカーが認めて、交換になればまだ良いが、生半可な調整か、想定の品質基準内だとでも言ってきたら、もう手元には置いておけないと思う。

 なので、、、、、

だめなLOCO DUK-5Tと最後まで購入を競ったライバル機種のAria AU-420を手に入れた。
 
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今回の買い物Aria AU-420は、サウンドデポYahoo店に決めた。
在庫は持っていなかったが、誠実親切にもメーカーに店舗入荷分の商品を確保してくれて、その現物写真を色々な角度から写して事前に見せていただいた。
 
 これによって、通販のリスクである...商品の現状(木目や仕上がり、ナットやブリッジの状態)が概ね把握できて、安心して購入の決断下せた。もっとも、試奏する事は出来ないが.....。
 
 それでも、メーカーよりの取り寄せ販売を主にしている通販店では、商品は選べません、どの品がお客様にお届けできるか決まられませんと素っ気ない返事をするのがほとんどの中で、この店舗のまじめな商売の姿勢には、大変気持ちよい印象を受けた。ぜひおすすめしておきたいお店である。
 
 LOCOウクレレの接着ハゲはげのハードケースに比べて、なんとすっきりと凛々しいAriaのハードケースなのだろうか(笑)

 あ、いや、これで、当たり前の話なんだけどね....

 ディバイザーのハードケーズが3回ともひどい品質管理だったので、ウクレレケースってのはこんなものなのかと半分あきらめていたから、余計に....(爆)

 Ariaの方はコンサートサイズのACU-450とともに今回のAU-420と2つのハードケースとも問題なく、良い状態でした。
当たり前なんだけど、えらいぞ!アリア!!
 
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 送られてきた商品を開封チェックすると、ほぼ満足できる状態で安心した。
 塗装の状況も概ねよろしく、マホのトラ目上の木目もキレイに出ている。ブリッジの取り付けや指板とボディーの接着部分の塗装もシャープに仕上がっていて良かった。
 
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 ボディ内部の仕上げも感心した。ACU-450とともにきれいな仕上げで、ライナーもウクレレ用に薄く材のよいものが使用されているし、接着剤のはみ出しも無い。目に見えている部分の力木は、LOCOのものよりはるかに薄く仕上げられていて、逆に心許ないような感じ。
 
 重量を量ったら、333gで360g近くあったLOCOより軽い。20g以上の重さの違いは、手に持った瞬間に分かる。材が軽いという事はそれだけ良く乾燥された材である証拠とも言う。以前AYERSウクレレを試した事があるがその時は逆に目の詰まった材で少し重い方が良く鳴っていた事もあるので、一概に断言できないけど。。。。
 
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そして、なんと言っても、Ariaのウクレレを選ぶ大きなポイントは、このペグだ。
 ゴトーのUKAゴールドペグが採用されている。これは同格帯のLOCOが採用しているUKBペグとは比較にならない程スムーズで的確なチューニングが可能になる。部品としての値段もUKAが6000円前後、に対してUKBは2000円前後と大きな差がある。
 LOCOウクレレも発売当時の初期ロットには上級のUKAぺぐが採用されていたものがあるようだが、現在のロットは安いペグが付けられている。
 購入後にペグを交換するにしては、この価格帯(実売で3万円前後)のモデルではコストパフォーマンスが悪い。。。
 
 Ariaのウクレレは、総合的に見て、この価格帯ではかなり良心的で、出来も良いウクレレであると感じている。
 
 さて、これからしばらくAria AU-420の鳴りを観察して行こうと思う。
posted by lelelenole at 14:03| Comment(0) | 紹介・Aria AU-420 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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